夢と現実の架け橋 特急列車
中学生の頃(昭和52年)に求めた写真本
「夢と現実の架け橋 特急列車」(毎日新聞社刊)
この本の中の写真のひとつにこの海辺を行く
電車化直前のDC80系いなほが載せられておりました。
その当時の私は車窓の風景を眺めるばかりで写真はやりませんでしたが、
その冊子の数ある写真の中で、そのいなほの行く美しい羽越本線の
風景を凝縮し美しく切り取るようなカットに写真の面白さを覚えました。
昔何度かこの場所へ足を運びましたが、
ここ数年育児もあり行っておりませんでした。
小さな子供も同行するにはちょっと危険な崖の上ですから…
晴れると大パノラマが楽しめ夢のような写真が取れる風光明媚な地なのですが、
目当ての列車(車両)と素晴しい天候と都合よく赴けるといった3拍子揃った
条件に恵まれないのもまた現実…
「人生晴れの日ばかりじゃない 晴れたり曇ったり」
「日ごろの行い?…」
沿線の人々の暮らし向きや社会経済にしても同様だ。
沿線の大スター 国鉄色T18編成 快晴順光2008Mで撮りたかったのですが、
これは曇天少雨2010M 撮れるだけイイじゃん!贅沢言うなとのご意見もごもっとも→
いつかリベンジできるかな~
日に日に斜面の草の緑が秋枯れ色に移り行く…
青い空青い海 澄み渡る空気に漣の音… 癒される時間
写真を撮るときはT編成(特にT18)を期待するのですが、
家族友人知人が乗車するときはR編成に当たりますようにと願う我儘な私…
それは…
乗車に際して「羽越線の特急はボロい、汚い、故障して…」という印象を持ってもらいたくなく、
現代最低限度の特急列車としてのホスピタリティーを持つ3000番台の任務は重い。
これも現実。
遠くから用もないのにわざわざ乗りに行きたくなるような列車として永遠に走り続けて欲しいものです。
また、この美しい風景も永遠のものであって欲しい…